トライアスロンをしている人で、
アイアンマン(国内の場合は、ロング)の完走を目標としている人は多いです。
トライアスロンと言うと、一般的にはショート(オリンピックディスタンス)ですが、
アイアンマン(鉄人)という響きやブランド、特別感が、多くの人をロングに向かわせる要因となっています。
しかし、ロングは距離にして、
スイム:3.8km
バイク:180km
ラン:42.2km
と、なかなか高いハードルです。
私の経験からすると、それぞれの種目で完走できると確信した練習がありました。
今回は、バイクの180kmを完走できると確信した練習について、書いてみます。
なお、初めてロングに挑んだレース(2018年五島長崎国際トライアスロン)や完走までの練習量などは、
以下を参照してください。
今回は、180kmの完走を確信した練習のみにフォーカスした内容になります。
180kmの完走を確信した練習
いきなり本題ですが、私が180kmの完走を確信した練習は、
本番の2ヶ月前に120kmライドを毎週末、計4回(1ヶ月)やったことでした。
残念ながら、1回の練習で確信できたわけではありません。
120kmライドを何度か完走することで、ゆっくりでも本番の180kmは完走できるなと確信しました。
この、
・120km
・計4回
には、ロング初出走の自分なりに考えてトレーニングした結果です。
120km
フルマラソンの完走の経験があったので、
そのときに30km走を1回やって完走の目処を立てた経験を思い出しました。
そこで、「180kmでフルマラソンの30km走」をやってみればいいと考えました。
計算上は、だいたい120~130kmでしょうか?
よく走る60kmのコースがあったので、それを2周回(計120km)としました。
計4回
フルマラソンと同様に、1回やればいいと思っていました。
しかし、その1回が想像以上にひどい内容でした。
・前半飛ばしすぎる
・補給タイミングがめちゃくちゃでパフォーマンスが下がる
と初心者丸出しの内容でした。
ペース配分や補給タイミングを試しているうちに、計4回になったというだけの話です。
4回終わる頃には、180kmは完走できるだろうなと思っていました。
(その後、フルマラソンできるかは別問題ですが)
距離以外に考えておいた方がよいこと
180kmを完走したことがない人にとって、
「距離」が最大のハードルだと考えていませんか?
(私はそう思っていました。)
しかし、それ以外にも考えておいた方がよいことがあります。
もし、「距離」が最大のハードルだと考えている人は、以下を参照してください。
完走時間を計算する
180kmは、たとえ平均30km/hで走れたとしても6時間を要する長丁場です。
すなわち6~7時間は、ほぼノンストップで動き続けることが求められます。
ほとんどの人が経験をしたことがない長さだと思います。
そのため、距離で考えずに、
動き続ける時間で考えてもいいでしょう。
ペース関係なく、4、5時間バイク乗り続けるのも、立派なロング対策になります。
コース本番の地形を考慮する
これは初ロングだったバラモンキング2018を走りきって思ったことですが、
レース本番のバイクコースを確認しましょう。
特に、獲得標高のような起伏の部分です。
私の住む地域は、平地が少なくアップダウンが多いコースを走っています。
これが、功を奏しました。
起伏多いとされるバラモンキングのバイクコースで、それを感じなかったからです。
フラットな河川敷と起伏のあるコースでは、同じ120kmを走っても話が違います。
その点を頭に入れてトレーニングプランを練ることをおすすめします。
著名なトライアスロンコーチのJoh・Friel氏は、自身の書籍の中で、
「レースが近づくにつれて、そのレースに合った特異性のあるメニューになっていく」
と言っています。
距離や競技時間だけでなく、気候や地形、スタート時間など、
できるだけレースに近い状態でトレーニングすることで、レース本番での不安は少なくなるでしょう。
スイムも同様です。
以上が、「ロング(180km)のバイク完走を確信した練習」です。
ロングの180km完走が不安な人は、参考にしてみてください。
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