自分はトライアスロンのいずれ3種目も競技としてやってきていないため、
知識や勘、経験の累積を持っていません。
そのため、トレーニングだけをやっていると、
当初の目的とズレたことをやってることが多いです。
その軌道修正に使うのが、書籍です。
定期的に情報を仕入れて、
どんな書籍でも書かれているようなことをちゃんとやろうと思っています。
今回は、『最高の走り方: 超効率的「ベストな1歩」が記録を伸ばす! 」を読みました。
奇をてらった内容ではなく、
極めてセオリーどおりにランニングの競技力向上について言及されています。
理論を再認識するのに役立ちました。
ポイント①:競技力を上げるためには、LT速度を上げる
本書で明確に、「長距離トレーニングの目的は、LTの速度を上げること」と書かれています。
この冬、ジョグのみでサボり気味だった自分のトレーニングについて、反省しました。
トレーニングだけこなしていると、
こんな感じで変な方向に行ってしまいます。
LTとは、Lactate Threshold、乳酸性作業閾値です。
有酸素運動の限界値で、これを超えると一気に乳酸が増加し、苦しくなるという閾値です。
競技力を向上するには、
この限界値(LT)をトレーニングで引き上げていくことが必要になります。
冬至を過ぎて、暗くなる時間も遅くなってきました。
インターバルやペース走などの、LTを引き上げるメニューを加えていこうと思います。
ポイント②:ジョグでLT速度は上がらない
ここ2ヶ月、だらだらとジョグを続けていました。
そこで実感したことが、本書に書かれていました。
それは、ゆったりとしたジョグにトレーニング効果はあまり期待できないということです。
ジョグは、疲労抜きやコンディショニングという目的では、有効です。
ただし、LTを引き上げる効果はないということを、
再度頭に入れておこうと思います。
ポイント③:トレーニングの目的を明確にする
ポイント①と②を内包しますが、
トレーニングを目的を明確化することです。
一番重要なことです。
ついついメニューを消化することに気がいってしまいがちですが、
大局でのメニューの目的を無視しないことで、
トレーニング効果は着実に出ると思います。
せめて目的が、LTを上げるものなのか?コンディショニングなのか?くらいは考えたいものです。
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