何か肺などの呼吸器に疾患がないかぎり、
私達が呼吸で違和感を感じることは少ないでしょう。
本書を読むにあたって、明確な意図はなかったですが、
読み終えてトレーニングの参考になる点が多かったので、
内容をまとめておきます。
ポイント①:鼻は呼吸のためにあり、口は食事のためにある
本書の内容を読むにつれて、
自分がいかに口で呼吸していたのかわかりました。
日常で感じる
・喉の乾き
・鼻詰まり
・倦怠感
・いびき
は、口呼吸によって引き起こされている可能性が高いです。
呼吸の大原則として、
「鼻は呼吸のためにあり、口は食事のためにある」という理解が大事です。
それは科学的な裏付けがある部分もありますが、
そこは本書に譲って(読んで確認してください)、
まずは自分の生活で鼻呼吸を意識するようにしたいです。
ポイント②:鼻呼吸+意図的に呼吸を止める
私たちは、呼吸において酸素をできるだけ多く取り込むことが大事だと思っています。
さらにランニングやトライアスロンのような有酸素運動をしている人は、
なおのこと、運動中、いかに酸素が重要かわかっているでしょう。
本書では、日常生活で鼻呼吸ができるようになったら、
意図的に呼吸を止める時間を作ることを推奨しています。
さらに、大きく息を吸って吐く深呼吸も良くないこととしています。
現代人は呼吸過多になっているケースが多いです。
しかし、本来は二酸化炭素が血中にある程度残っている状態が望ましく、
たくさん二酸化炭素を吐き出すことは、必要ないようです。
呼吸を止めることで、本来の呼吸に戻していくことができます。
ポイント③:トライアスロンに応用可能
鼻呼吸+呼吸を止めることは、運動能力の向上にもつながります。
本書の例示では、運動の話になると、
トライアスロンが挙がることが多かったです。
それだけ応用可能な点が、残されているのだと思います。
・スイムで、2ストロークに1回の息継ぎから、4ストロークに1回の息継ぎに変える。
・バイクでウォーミングアップやダウンは鼻呼吸をする
・ランで1kmだけ鼻呼吸で走ってみる
ということは、いくらでも取り組めることです。
(その実施距離をどんどん伸ばしていくよう推奨されています。)
トレーニングにおける斬新性の原則にもとづいて、
少しずつ取り入れていこうと思います。
なお、1回15分酸素アドバンテージ・プログラムが推奨されています。
いきなりこれをやると、継続できない気がしたので、
まずは自分が取り入れやすいことから始めようとしています。
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