熊本県天草市で開催された
天草宝島国際トライアスロン大会2023に参加してきました。
昨年(2022年)に続いての出場です。
個人的には、今年のターゲットレース・五島Aタイプに向けて、
レースでしか体感できないフィードバックを得ることが目的でした。
レース当日の気象条件とコースについて
レース当日の気象条件
レース当日の気象条件です。
天気:晴れ
気温:27℃(スタート時:20℃、水温:20℃)
風:微風
前日が最高気温30℃超えの暑さだったので、
戦々恐々としていましたが、
レース当日は、猛暑ということはなかったです。
(暑かったですが)
コース
コースは、
スイムは、海水浴場を二周回(一周は、750m)
バイクは、比較的フラットな海沿いの折り返し40km
ランは、多少のアップダウンを含んだ3周回
です。
天草宝島国際トライアスロン大会2023レースレビュー
まず、今年のターゲット(優先度Aレース)は、五島のAタイプです。
天草(ショート)も五島(ロング)も狙いながらトレーニングすることは、
自分のリソースでは不可能なので、
天草は五島に向けた「進捗確認」という位置づけで考えていました。
コロナで数年単位でブランク、昨年も天草(ショート)のみの出場なので、
とにかく実戦不足。
準備やトランジションなど手こずることは承知の上で、
それを五島のAタイプに活かそうと考えています。
昨年は、天草前にトランジションを含めた閾値でのバイク&ランをやれました。
しかし、今年はそんな余裕はなく、
段取りやトランジションはダメで元々、
ペース(出力)はレースをしながら考えればいいと思っていました。
その証拠に、レース前日にチームメイトから、
目標タイムを聞かれて、全く明確な数値やタイムを答えられません。
一応、
スイム…25分
バイク…NP215w(昨年と同じ)
ラン…4分30秒/km(昨年と同じ)
と簡易的に設定しました。
機材やウエアなどは、全て五島Aタイプで使う予定のものです。
ロングではエアロと日焼け対策にカーフスリーブやアームカバーを着用するので、
本来ショートでは不要ですが、着用してレースに臨みました。
スイム
スイムは、前回の高波でDNF続出したことをきっかけに、
多少変更がありました。
前回までの折返しではなく、
防波堤までで三角にとられたコースです。
当日の波の状態は、非常に穏やかで、
好記録が期待できました。
スイムスタートは、前回同様10人ごとのウェーブスタートです。
申告タイムは速くないはずですが、
レースNo.は「115」とめっちゃ前。
同じウェーブの人についていけない可能性が高いなと思っていたので、
そのときはマイペースで泳ぐしかないと決めていました。
エントリー時の申告タイムは、「25分」でしたが、
同じ「25分」で申告していたチームメイトが130番台だったので、
申告タイム「25分」の人がたくさんいた可能性があります。
トランジションエリアで準備といつものルーティンを入れて、
スイムウォーミングアップへ向かいます。
エイジスタート前にエリート男女のスタートを見守るつもりでしたが、
どうしても我慢できず、トイレへ。
トイレの不安もなくなり、無事に競技スタートです。
スタートして100mぐらいは併走するも、
早速脱落。
頭を切り替えて、1周目はスタートした選手が少ないことをいいことに、
ロープ際ビタビタの経済コースを泳ぎました。
ずっと単独泳でコースロープを目印に淡々と泳ぐのみ。
1周目を終えて、時計を見たものの、
途中でブイにぶつけて画面表示が切り替わっていたので確認できずに2周目に突入です。
2周目は、大混雑必至です。
選手が横から流れてきたり、
足を掴まれたり、
平泳ぎキックを脇腹に食らったり、
頭を殴られたり、
ゴーグルをパンチされたり、
と一通り経験させてもらいます。
コロナブランクでこのあたりの味を完全に忘れてました。
スイムフィニッシュに向かう最後の直線で何を血迷ったか、
変な進路をとりかけましたが、
無事にスイムフィニッシュ。
LAPを押すと、27分01秒(スイムパート44位)と「あーあ」なタイムでした。
昨年が48位だったので、なんの進歩も退化もないですね。
五島のAタイプは想定よりも下方修正が必要だと思いました。
バイク
トランジションに入り、
バイクパートのスタートです。
トランジションは前年と同じ2分20秒前後でした。(公式記録では、バイクタイムに加算)
バイクは海沿いの折返し40kmです。
バイクパート中、限りなく100%に近いDHポジションです。
バイクスタートから選手でごちゃつきましたが、
最初のアップダウンで、バイクの強い選手と弱い選手が一気に分断されました。
自分はその中間という感じで、前半5kmまでは強い3,4名の選手を追走するも、
ついていくことは得策じゃないので、
自分の目標パワーに切り替えて走りました。
バイクはこの1年、機材もFTPも変わらない中で、1つだけ変えたことがあります。
3月にRETÜL FITを受けました。
(レビューを書きたいんですが、遅筆で・・・)
これによってエアロが改善したのか、
4~5月の五島に向けたトレーニングで走るコースでも、
以前よりパワーは出てないけど、平均時速は出ているという状態を経験していたので、
今回の天草は、絶好のデータサンプリングの機会だと考えていました。
(気象条件等、色んな要因ありますが)
昨年がNP215wなので、今年もそれをベンチマークに淡々と走ります。
折返しまでは追い風で、単独走にもかかわらず快調です。
40km/h前後で推移していましたが、昨年は折返しからの向かい風がしんどかったので、
前半は走りながら、「そうは問屋が卸さないよな」と思っていました。
折返しに向けては順位が確認できます。
スイムがひどかったので、
後ろの方だろうなと思っていましたが、
そこまで後ろじゃないのが意外でした。
今年は、昨年経験したバイクで並ぶ暇なく抜かれることも少なかったです。
比較的バイクが強い人が少なかったのかもしれません。
折り返して鬼池港までは、昨年同様向かい風です。
天草のバイクは、ここが耐えどころです。
耐えて、パワーだけ見て進みます。
折り返し前から遠くに見えていた前方の2選手と徐々に差が詰まってきて、
鬼池港を過ぎて暫く、私も含めた3人で抜きつ抜かれつをやっていました。
パワー度外視でやっていると、NPが下がってきていたので、
ラストは出力を上げてNP211wで終えました。
以下が、昨年と今年の比較です。
条件が全く同じとは言えないですが、
バイクの状態は明らかに昨年の方が良いので、
それと比較しても、まずまずの出来だったと思います。
バイクは、1時間12分57秒(バイクパート36位)でした。
レース中は全くわかりませんでしたが、この時点で27位でした。
バイク走破タイム (Garmin) | NP | 平均パワー | 平均時速 (km/h) | 平均心拍 (bpm) | |
---|---|---|---|---|---|
2022年 | 1:10:21 | 215w | 207w | 34.12 | 151 |
2023年 | 1:09:03 | 211w | 204w | 34.76 | 154 |
ラン
バイクを降りてトランジションに向かいます。
バイクラックにバイクをかける直前に、
ヘルメットのストラップを外してしまったので、
その場で1分間のペナルティを受けました。(公式記録は、バイクタイムに加算)
迂闊でした。(みなさん気をつけましょう。)
ペナルティを終えて、ランスタートです。
以下は、コースにラップを入れたものです。
トランジションの出口から測ったランコースまでが10kmです。
フィニッシュまでの直線が、プラスアルファ約200mです。
当初の目標どおり4分30秒/kmで走ります。
今回のランは、五島に向けて暑さ対策を試してみようと思っていました。
毎度のエイド(補給)で、
首とアームカバーの上から水をかけるとどういう感覚で走れるだろうかと考えていました。
(アームカバー着用の是非も兼ねて)
練習ではこういうセッティングできないので、実戦がいい機会です。
ペースは面白くもなんともないですが、4分30秒前後のアベレージアウト狙いです。
途中の上げ下げは、アップダウンが関係しています。
心拍数は閾値付近で続けると右肩上がりになると思いますが、
スタートからフィニッシュまで、ほぼ横ばいの平均心拍164bpmでした。
ペースが抑えすぎだったのかエイドの冷却対策が効いたのか一概には言えないですが、
意図していることはできたかなと思っています。
ランは、45分46秒(ランパート42位)でした。
そして、総合タイムは、2時間25分44秒(全体順位25位)で、
おまけとして、35-39歳のエイジで3位でした。
昨年に比べて、トレーニング量は減った1年でしたが、
減ったは減ったなりに有酸素ベースの積み上げはできていることが確認できました。
次は、今年のターゲットレースである五島Aタイプです。
今回の天草のフィードバックを受けて、準備していきます。
レースに参加された方、関係者の方々、お疲れ様でした。
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