2019年ぐらいに一度読んだ書籍ですが、
今回、再読したので内容についてまとめておきます。
最初読んだときに良い本だな、と思っていたのですが、
再読したときの方が、内容が腹落ちする部分が多かった感じします。
本書の事例の中に、トライアスロンに関する事例もあり、
日々のトレーニングの補助知識を得ることに役立ちます。
著者の一人、スティーブ・マグネス氏は、
高校生のときに1マイル4分01秒で走破したバリバリのランナーであり、
マラソンのトップコーチです。
アスリートのトレーニングやパフォーマンスに関する内容は、
とても参考になりました。
ポイント①:休息があるから強くなる
トライアスリートの方は、「休息」をどう捉えているでしょうか?
できれば休息日なしでトレーニングを継続したい、という人が多いと思います。
数々の世界的なトライアスリートを育てたMatt Dixonコーチ(Purple Patch Fitnessを主宰)は、
「一流とその他を隔てるものは何か」という問いに、「休息だ」と答えています。
休むのが苦手な選手が非常に多いようです。
休むことは、ネガティブなことではなく、むしろポジティブな影響が多いことを、
本書では繰り返し述べています。
レース前で追い込みがちな時に、再考したい内容です。
ちなみに本書では、「睡眠」が最高の休息だとしています。
よって、できるだけ睡眠時間を確保するよう推奨しています。
ポイント②:精神的ストレスによるパフォーマンスへの影響
トレーニングによる身体の疲れもさることながら、
精神的なストレスも運動のパフォーマンスに影響を与えています。
身体が休養十分でも、精神的に疲れているとパフォーマンスは落ちるようです。
これは、1日というミクロな目線で見た時に、
トレーニング時間を考えるきっかけになると思います。
仕事終わりにトレーニングするとなると、
どうしても精神的に疲れている日が出てきます。
一方、早朝であれば蓄積したストレスが少ないため、
トレーニングのパフォーマンスに影響を与えづらいと考えられます。
予定が立てやすい早朝のトレーニングを勧める人も多いですが、
精神的にも良い面がありそうです。
ポイント③:マルチタスクをやめる
耳が痛い話です。
ZwiftはYouTubeを見ながらやってしまいますし、
ランニングはジョグなら音楽を聞きながらやっています。
マルチタスクにすると、明らかに注意散漫になり、作業の質が低下するようです。
『スマホ脳』という書籍でも話題なようにスマホの有害性がフォーカスされ始めています。
仕事などの集中したいときは、
スマホを視界から外し、シングルタスクが鉄則です。
自分の環境設定を見直してみたいと思います。
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