このカテゴリでは、トライアスロン素人である著者が考える「トライアスロンに関するスキルアップの考察」を、書き記したいと思います。
BS1で放送されている「奇跡のレッスン」。
今回は水泳編だったので、その放送内容に触れながら、トライアスロンに活かせるスキルを素人なりに考察します。

副題にあるとおり、世界の最強コーチが登場します。
今回は、競泳のオーストラリア代表コーチのピーター・ビショップ氏。
ロンドンオリンピックで金メダルを獲ったカイル・チャルマーズやパラリンピックで多くのメダルを獲得したマシュー・カウドリーを指導した実績を持っています。
何と教え子が獲得したメダルの数は、29個だそうです。
正真正銘の世界最強コーチです。

水泳の世界最強コーチのピーター・ビショップ氏。
さて、肝心の指導内容を簡単に紹介します。
まず念を押して指導していたのが、「きれいなストリームラインをつくる」ことです。
素人の自分には、結構耳の痛い話です。
水の抵抗を極力減らすには、このストリームラインが最重要とのこと。
泳ぎながらでも、上体がフラフラしないように意識することが大事なようです。
ストリームラインをつくるには、蹴伸びが効果的なようで
どれくらい進めるかを個人トレで定期的にチェックするような仕組みをつくろうと決めました。
やはり基本が大事ですね。
以前、元中日の監督だった落合博満氏の著書にあった
「絶対的な基本はあるが、絶対的な方法論はない」って言葉を思い出しました。
その他に共感できたことは、トレーニングをチームで行うこと。
これは、チームでやることによってトレーニングを続けやすいという効果だけでなく、仲間と教えあうということが重要なようでした。
たしかに教えるという行為は、自分の中で消化できていることしかできないので、教えあうことを通して、何気なくやっていることでも「なぜ、そうやっているのか?」と考えるきっかけになる気がします。
かの有名なドラッガーも言っています。
「人は、自らが教えるときに、最も学ぶ」と。
教えるというより、意見交換程度でも十分意味があるでしょうね。
最後に、気になったことがありました。
それは、コーチが生徒に自分の「長所と短所」を書き出すように言ったときのことです。
生徒が、自分の「短所」はつらつら書き出すのに、「長所」は全然書けなかったことです。
なんか今の日本の教育の問題点をもろに見た気がしました。
しかし、これは子供に限らず、社会人も同じ話だと思います。
自分の長所を知り、それを伸ばす。
自問しないといけないと感じました。
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