今回、福岡で開催されたイージースイムのカンタン・クロールを受講してきました。
イージースイムの受講を検討されている方の参考になればと思い、ここに体験記をまとめておきます。
また、トライアスロンでスイムが苦手という人やレースでのタイムを縮めたいと思っている人も参考になるのではないでしょうか?
目次
イージースイムを受けようと思った動機
なぜ、イージースイムを受講しようと思ったかというと、スイムに関して完全に行き詰まっていたからです。
2020年の新型コロナの影響で、レースには一つも出ませんでした。
その間、定期的(ほぼ週2)にプールに通っていたのですが、スイムスキルの向上を感じられずにいました。
「もう独学、見様見真似では厳しい」って感じです。
以前からイージースイム(旧トータルイマージョン・スイム)の存在自体は知っており、不定期ですが福岡で開催されていることも調べていたので、
福岡開催が再開されたタイミングで受講しようと狙っていました。
トライアスリートがカンタン・クロールから受講すべき理由
まず、トライアスロンのためのスイムレベルの向上を狙うのであれば、クロールのスキルアップです。
イージースイムには、いくつかクロールのワークショップがありますが、イージースイムが初めての場合は、
・カンタン・クロール ベーシック
・カンタン・クロール 息継ぎとキック
を受講しましょう。
すでにある程度泳げる自信がある人は、レベルL2に相当するカイゼンシリーズも視野に入ると思いますが、まずはカンタンシリーズをオススメします。
私の受講前のスイムレベルは、
・プールで100m、1:55サークルで1:40戻り、10本はこなせるレベル
・51.5のレースで、遅くとも27分台でスイムアップできるレベル(福岡トライアスロン2019では、30分超かかってますね。汗)
でしたが、カンタンシリーズで十分に多くの学びや修正点がありました。
イージースイム未習の人は、カンタンシリーズを選びましょう。
なお、いきなりワークショップはハードルが高いという人は、イージースイムが出している書籍やDVDなどを利用してもいいと思います。
ただしワークショップほどの効果は期待できないのでは?と思うくらい、プールを直接指導を受けて良かったです。
イージースイム体験記
概要
イージースイムの福岡開催は、ジャパンエース・スイミングプールで行われています。
始めにオリエンテーションがあり、その後にプールへ移動です。
プールでは、まずワークショップを受ける前の泳いでいる動画(水中、水上)を撮影します。
その後、各ドリルの意図や説明後、実際に泳ぐを繰り返します。
ドリルの内容や指摘事項については、受講した人の特権だと思うので割愛します。
なお、ドリル説明後はすぐに泳ぐことになります。
動きのイメージ、理解など頭をとにかく使うことになるでしょう。
加えて、動きの修正が入ると考えることが多いので、身体より頭が疲れる印象でした。
イージースイムの良かった点
動画により泳ぎが客観視できる
まず、ほとんどの人が自分が泳いでいる姿を水中、水上から見た経験がないのではないでしょうか?
本人は泳いでいるわけなので、当然だと思いますが。
私も自分が泳いでいる姿を初めて動画で観ました。
・思っている以上にできていない
・思っている以上に過度な動きになっている
・思っている以上にちゃんとできている
ことばかりでした。
このように客観視できることで、その後のトレーニングにもつながっていくと思うので動画撮影のメリットを感じました。
コロナ禍で少人数だった
首都圏ではないので、おそらく福岡開催は穴場なんじゃないでしょうか?
加えて言わずもがなですが、コロナ禍でワークショップは少人数でした。
その分、講師の方から指摘されることも多く、個人的には得した気分になりました。
イージースイムの悪かった点
これは、少人数だったことも影響がありますが、とにかく慌ただしかったです。
ドリル説明と理解、そして泳ぐ。
いっぺんにきて、受け止めれません。
予習もしていましたが、頭の悪い自分はいっぱいいっぱいでした。
しかし少人数だと、ワークショップ中に泳ぐ量が多いので、ドリル→動きの確認が反復できるという点では良かったです。
レッスン前と後の比較
参考までに後日、参加者へフィードバックで送られてくる動画を載せておきます。
あまりビフォーアフターの変化がわからないかもしれませんが、泳いでいる実感はかなり変わっています。
「カンタン・クロール ベーシック」→「カンタン・クロール 息継ぎとキック」の順でワークショップを受けています。
ベーシックの前と息継ぎとキックの後が、ワークショップの最初と最後です。
カンタン・クロール ベーシック
カンタン・クロール 息継ぎとキック
最後に
これを書いている今、ワークショップ受講後約1ヶ月が経過しています。
「それで、どれぐらい速くなったのか?」と思われる人もいるでしょう。
結論から言うと、私自身の100mのタイムはレッスン前後で変わっていません。
しかし、身体の使い方は明確に変わっています。
トライアスロンを始めた当初に、スイムの速い人に「泳いでいると、どこに疲労がきますか?」と聞いたことがあります。
「肩甲骨付近が疲れてくる」と。
その意味が全然理解できませんでした。
共感できる人も多いと思いますが、私は腕や胸に疲労がくるタイプの泳ぎだったからです。
ずーっと理解できませんでした。
しかし、イージースイム受講後にプールに通っていますが、翌日に背中、肩甲骨にハリが出ています。
これは、これまでになかった感覚です。
バイクやランも同じですが、効果が現れるまでは時間がかかるし、それまで継続して意識的に取り組めるかがタイムに直結すると思います。
そのためには、もう少し時間が必要ですね。
2021年のレースでその真価が発揮できればいいなと思ってます!
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