トライアスロンのレースでは、
バイクが周回コースとなる大会が少なくありません。
特に、新型コロナウイルス対策のレース運営において、
周回コースを採用するレースが増えている印象です。
周回コースは同じコースを数周走るため、
選手目線ではコースを把握し、ペーシングしやすいメリットがあります。
しかし、メリットばかりではありません。
私は、バイクの周回コースにはデメリットの方が大きいと考えます。
今回は、バイクが周回コースのレースで気をつけたいことについてまとめてみます。

【事例紹介】レースで落車しかけた経験とケース
まず、これから書く内容は、
私がレースで落車しかけた経験を基に、まとめています。
どのような危険が潜んでいるかは、以下を参照してください。
トライアスリートは、公道でのライド経験を十分に経ている人がほとんどだと思います。
しかし、レースにはレースなりの起こりうるリスクがあります。
バイクが周回コースのレースで気をつけたい3つのこと
注意点①:レベル違う選手が混在するのが、周回コース
言わずもがなですが、
エイジのレースは、総合上位を争う人から初めてレースに参加する人までが混在しています。
そのレベル差は、バイクの時速(スピード)では10km/h以上です。
周回コースの場合、何度も同じところを走ることになるため、
レベルの違う人がバイクコースで一緒になります。
初心者が20km/h弱で走っている人を、
エイジトップが40km/hで追い抜いていくことが普通に起きています。
周回コースでは、このような特異な状況であることを頭に入れておきましょう。
ショートのレースで片道20kmの折り返しコースでは、
上位陣はさっさと行ってしまうため、このようなことは起きません。
注意点②:カーブが多くなる
周回コースというからには、カーブ(コーナー)が多くなります。
レースによっては、折り返し(360°)コーナーが多数配置されたコースもあります。
カーブは、スピード管理(減速)やハンドリングが大事なスキルです。
よって、スキルの習熟差による事故やトラブルは起きやすいです。
また、自分は適切に減速しながらコーナリングしていても、
強引に内側から抜いていく選手もいたりします。
カーブは事故が起こりやすいことを頭に入れて、レースを進めましょう。
注意点③:合流地点
最後は、周回コースで設定されている合流地点です。
特に、周回コースに入ってくる選手には気をつけましょう。
スピードまだ乗り切れておらず、フラフラとした挙動をする選手も見受けられます。
また、スイムアップの時間帯によっては、
合流地点のエリアにバイクが密集するタイミングがあります。
合流地点に、しっかりとコーンなどを立てて分離させているレースもありますが、
そうなっていないレースもあります。
周回コースでは、合流地点に注意しましょう。
以上が、「バイクが周回コースのレースで気をつけたい3つのこと」です。
参考にしてみてください。
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