トライアスロンのトレーニングだけにフォーカスした書籍は、この書籍が先駆けです。
先駆けただけでなく、内容、ボリュームともにとても充実しています。
その証拠に、世界で最も売れているトライアスロンのトレーニング書籍と言われています。
本書は以前、一読しましたが、
最近また読み返しました。
そこで気づいた点や再確認した点をまとめてみます。
なお本書ですが、邦訳がありましたが絶版となっています。
よって、邦訳(『トライアスリート・トレーニング・バイブル』)は絶賛高額転売商品です。
原書は英語なのでハードルが高いですが、
トライアスロンの背景知識があれば比較的理解しやすいです。
ペーパーブックは高いので、Kindle版をおすすめします。
著者が書いたインドアバイクに関する書籍も補足として使えます。
ポイント①:トレーニング目的の明確化
私の場合、
トレーニングを継続していると、そのトレーニングの目的が徐々に不明確になっていきます。
もともとは何も考えずにやっていたので、
幾分ましになったのかもしれませんが、再読して目的を明確にする必要性を感じました。
今、やっているトレーニングはどんな効果が期待できるのか?
不足している要素を補うためには、どんなトレーニングが必要なのか?を棚卸したいと思います。
この点は、外注することができます。
コーチングサービスを使えばいいです。
今ではオンラインで世界中のコーチングサービスにアクセスできます。
海外サービスが主なので、英語力が多少必要ですが、
トライアスリートは高学歴・高収入層が多いのであまり苦にしない人も多いでしょう。
ポイント②:計測デバイスでトレーニングの質を上げる
近年、これまで可視化できなかった数値が計測できるようになっています。
しかも、そのデバイスの価格が下がっており、
一般のアマチュアトライアスリートでも導入することが容易です。
具体的には、心拍計、GPS、パワーメーターが挙げられています。
直近では、タイムが表示されるゴーグル(https://www.formswim.com/)、
ランニング用パワーメーター(https://www.stryd.com/en/)なども出てきました。
本書では、入手可能であればこれらを積極的に導入することを推奨しています。
それにより、トレーニングの質がUPします。
トライアスロンを始めたばかりならば不要ですが、
ある程度継続している人は、一つずつ取り入れるといいでしょう。
私は、トライアスロン1年目に心拍計及びGPSデバイス、
5年目にパワーメーターを導入しました。
ポイント③:リカバリーの重要性
リカバリーの重要性をないがしろにしてはいけません。
なぜなら、リカバリーがフィジカルが向上させるからです。
筋トレの超回復で考えてもらえば、イメージしやすいと思います。
トレーニングは、トリガーに過ぎません。
常日頃から、トレーニングとリカバリーのバランスを考えておくといいでしょう。
特に気をつけたいのは、レース直前期です。
本書では、レース直前期にハードなトレーニングを詰め込むトライアスリートが多いことに警鐘を鳴らしています。
全世界であるあるなようです。
この点、日本で最も売れている?トライアスロン系書籍の『覚醒せよ、わが身体。』でも
同じようなことが語られています。
こちらは、書籍が流通しているので購入して参考にされることをおすすめします。
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