GARMIN ランニングダイナミクスポッド使用レビュー

GARMINランニングダイナミクスポッド使用レビュー

今、ITによって

数値化できなかったことや一部の人にしか許されていなかったものが

民主化されるという事例が増えています。

スポーツ界でも同様の事象は起こっており、

ランニングを例にとると、ランニング時の動作解析が容易になりました。

それを可能にする代表的なツールが、GARMINのランニングダイナミクスポッドです。

今回は、2017年から使っているGARMINのランニングダイナミクスポッドについての

使用レビューをします。

いきなり結論を書きますが、ほとんどのランナーには不要だと考えています。

GARMIN ランニングダイナミクスポッド使用レビュー

ランニングダイナミクスポッドの概要

概要

GARMINのランニングダイナミクスポッドは、

ランニングフォームを要素ごとに数値として測定するツールです。

https://www.garmin.co.jp/products/accessories/010-12520-10_010-01746-14/#featureTab

各要素には、

ピッチ、ストライド幅、地面接地時間、接地時間の左右バランス、上下動、上下動比があります。

いずれも従来は、ラボのような研究機関でないとわからなかった要素であり、

この小さなツールで、簡単に測定できてしまうことは驚きです。

ランの自己ベスト更新を狙っているような熱心なランナーで、気になる人は多いと思います。

購入方法

ランニングダイナミクスポッドは、単体で購入可能です。

ネットでの価格は変動があるものの、

希望小売価格は8,400円(税抜)と見た目と裏腹に可愛くないツールです。

私の場合は、Foreathlete935を購入するにあたって、付属品として入手しました。

単体で購入する場合は、対応機種の確認も忘れないようにしましょう。

ランニングダイナミクスポッドの使用方法

使用方法は、とても簡単です。

ランニングダイナミクスポッドに電源などはありません。

接続は、パンツの中央部(腰側)に取り付けることによって、

GARMINデバイス(私の場合は、Foreathlete935)と自動的にペアリングします。

あとは、ランニングのワークアウトを実施するだけです。

ワークアウトを保存すると、Garmin Connectにデータが反映されます。

ランニングダイナミクスポッドのメリットとデメリット

メリット

ランニングダイナミクスポッドが打ち出す機能のとおり、

ランニングフォームの動作解析ができます。

これまで知らなかった自分の動きが、可視化されて興味が湧くと思います。

しかし、メリットはそれだけしかありません。

デメリット

むしろ、デメリットの方が大きいです。

各要素が数字として計測されることによって、数字に囚われるようになります。

著名な経営学者であるピーター・ドラッガーは、著書の中で

What gets measured gets managed.(計測できるものは、改善できる。)

と言っています。

仕事をしている人ならわかると思いますが、数字で出ると改善しようとしてしまうのが人間です。

(勉強と仕事のしすぎです。)

しかし経験上、ランニングフォームの特定要素を改善してもタイムの短縮にはつながりません。

もちろん、速さの重要な要素にランニングエコノミー(効率性・経済性)が挙げられており、

各要素には一般的な推奨値があるでしょう。

効率的なランニングフォームは、追求していくべきです。

一方で、人それぞれ体格やスポーツ歴は異なり、得意とする動きや特徴も異なります。

ランニングダイナミクスポッドの利用にあたっては、

この点の矛盾や無意味さを理解しておく必要があるでしょう。

ランニングダイナミクスポッドについてのトラブル

電池交換

電池交換が必要なタイミングで、ペアリングしたときにGARMINデバイスに通知が出ます。

そのタイミングで交換しましょう。

過去に一度交換していますので、参考にしてみてください。

本体の洗濯

パンツにつけたランニングダイナミクスポッドを外し忘れて、

何度も洗濯した経験があります。

まったく支障なく使えています。

外し忘れても、OKです。

ワークアウト中の落下

ワークアウト中の落下を経験したことはありません。

外れづらい形状に設計されています。

パンツ(ズボン)に上から引っ掛ける構造です。

うっかり洗濯した場合も外れていないので、通常の動きで外れることはないでしょう。

本体の紛失

小さいツールなので、紛失する可能性はあります。

私はこれまで、紛失したことがありません。

AirPodsなどもそうですが、ツールの問題というより人間の問題だと思います。

なお、GPS機能を有していないので、

「ランニングダイナミクスポッドを探す」はできません。

心拍計でランニングダイナミクスを計測することが可能

ランニングダイナミクスポッドはイマイチですが、

心拍数は裏切らないと思っています。

トレーニングの負荷管理で非常に有効なデータとして使えます。

そこで、腕時計タイプでも問題ありませんが、

胸ベルトの心拍計を使うことをおすすめします。

私が使っているのは、GARMINのハートレートセンサーHRM-Proです。

心拍数を正確に計測できるだけでなく、ランニングダイナミクスポッドの機能もついています。

よって、 ピッチ、ストライド幅、地面接地時間、接地時間の左右バランス、上下動、上下動比が取得できます。

トレーニングでは心拍数を管理しながら、

補足としてランニングダイナミクスのデータを取得しているスタンスです。

以上が、「GARMIN ランニングダイナミクスポッド使用レビュー」です。

ランニングダイナミクスによるランニングフォームの数値化は、

参考情報として捉えた方が無難です。

あまり盲信することがないように気をつけたいですね。

参考にしてみてください。

Garminじゃなきゃダメなのか?

最後に、ランニング動作を解析するツールは、

Garminの本製品に限らず、各メーカーが販売しています。

巷のランナーのGarmin使用率が高いからといって、

盲目的にGarminを選ぶ必要はありません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ABOUTこの記事をかいた人

トライアスロンへの挑戦と思いを綴ったブログを作成しています。 挑戦にあたって参考になることなども紹介していきます。 競技歴:ソフトボール(2001年~) 自身の旅を基に、旅を効率的に最大化するレシピを紹介するサイト↓ http://howtojourney.com/